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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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小倉正宏『人類人々の喜びと悲しみの409の詩歌・言葉』・・・木村草弥
小倉_NEW

──新・読書ノート──

     小倉正宏『人類人々の喜びと悲しみの409の詩歌・言葉』・・・・・・・・木村草弥
               ・・・・・澪標2018/07/10刊・・・・・・・

この本を澪標の社長・松村氏から恵贈された。
小倉正宏 ← とは、こういう人である。Wikipedia のリンクになっているから参照されよ。
この本の奥付に詳しく載っているが多くて引ききれない。
掲出画像でも読み取れると思うが、ゲーテ、モーツァルトなど多くの有名人の言葉を拾い集めたものである。
小倉氏の長年の労作として、敬意を表したい。

その中でも、「七章 ドイツと世界を暗黒に突き落としたヒトラーとナチス・ドイツ」の項目の記載は衝撃的である。
私たちが部分的に知っていることを、ここに纏めて提示された。
この七章を前にしては、それまでと、それ以後の記事が色あせて見えるように思える。
その究極の提示が
341  戦争に負ければ国民は滅びる・・・・・戦後生き残るものは下等な人間だけだ。    ヒトラー
342 ヒトラーは来た。そして去った。しかしドイツ国民は残る。   敗戦後にベルリンに現れた看板

ヒトラーに迎合し、災禍を招いたことへの贖罪に、ドイツ国民は苦しむことになるのである。
日本人とて、先の大戦中の事態を招いたことに多大の責任があるのである。

各章の終りのところに「あなた(読者)の思い・言葉」というのがあるが、読者は、ここに「読後感」を記せ、ということだろうか。
こういう試みも、本としては初めて目にすることである。

ところで、この本を読んで若干の違和感を抱いたことを書いておく。
例えば「人存在とはいったい何者なのか」 「人の世社会人々の地上は何なのか」 「御自身の考えへの聊かでも何らかになりますれば」 というような文脈の表現である。
これは著者の書き言葉であるが、いかにも「聞き慣れない」言葉であって、何となく意味は分かっても、妙に引っかかる言葉である。
こういう、著者の独特の「癖」に付き合わされる一巻だったことを率直に申し上げておく。

とは言っても、この本は著者が生涯をかけた『ドイツ三部作』の最終章、であることは、喜んで受容する。
有難うございました。


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