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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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詩「ひとでよ ひとで」・・・ほしの まろん
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 ↑ ジュズベリヒトデ
詩_NEW

        ひとでよ ひとで・・・・・・・・・・ほしの まろん

    ひとでよ ひとで
    ひとのかなしみ 海に落ち
    ひとでのかたちになりました
    水底ふかく 輝いて
    星のかたちになりました

    ほんとの気持ちに 気づいたら
    こころは ほんのり光ります
    本当は愛していたと 気がついて
    水底ふかく落ちて行き
    星のかたちになりました

    かなしみのまま いやしましょう
    淋しさのまま ねむりましょう
    広くてふかい海のなか
    時間をおともに ねむりましょう

    かなしみのまま ねむりましょ
    ひとでのかたちで ねむりましょう
    いつ世界があける日に
    ひとでは お空にのぼります
    ほんとのお星になりましょう

    かなしみに 今は翼を生やせない
    水底ふかく 身をおいて
    かなしみのまま ねむりなさい
    海は お前をうけいれて
    まどろみながら いやします
    ひとでよ ひとで 水底で
    ほんとの気持ち見つけよう

    こぼれる涙 とめないで
    かなしみの底にしずむもの
    まことの愛に気づいたら
    あなたはお星になりました
    お空のお星になりました

    ひとでよ ひとで
    愛のかたち
    お空に今日も光ります
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この詩は「詩と思想」誌2018年十二月号に載るものである。作者の了解を得て、ここに転載しておく。
星乃真呂夢さんは、以前、この雑誌に私の第六歌集『無冠の馬』の書評を書いてくださった。
また、「千年の哀歌」という詩で、第30回国民文化祭・現代詩部門で文部科学大臣賞を受賞された。
いずれも「赤字」になっている部分はリンクになっているので、読んでみてください。
この号では、お名前が「ほしの まろん」と平仮名表記になっている。
何らかの意図をもって、こうされたと思われるが、一読して分かるように、この詩は童話ふうの形を採っているので、名前も、それに合わされたかと推察する。
一読して、日本の伝統的な五音、七音の音数律のリズムを採用されている。
このリズムは、日本人の頭には快く感じるもので「流れる」ような、そして「転がる」ようである。
最近の星乃さんは、現代詩の難しいものよりも、平易な、日本の伝統に寄り添うような姿勢を採っておられるようである。

以下は余談である。
星乃さんは、ヒトデを、このようにロマンチックに詠んでいるが、海に居る実物のヒトデは不気味な生きものである。
生きものだから、カモメなどは捕まえて食べるらしい。そんな映像がある。
それに、オニヒトデという種類は、辺りの貝やサンゴ礁なども食べ尽くしてしまう厄介なものらしく、漁民は捕まえて陸に上げて焼却処分したりするらしい。
そんなことで私はヒトデが好きになれない。
ああ、これが余計なことなのだ。だから私は嫌われるのである。
しかし、書いてしまったものは、仕方ない。 無視されたい。



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