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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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詩・身も心も・・・吉野弘
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 ↑  青土社; 増補新版  2014/4/21刊

──吉野弘の詩──(6)

     身も心も・・・・・・・・・・・・・吉野弘

   身体は
   心と一緒なので
   心のゆくところについてゆく。

   心が 愛する人にゆくとき
   身体も 愛する人にゆく。
   身も心も。

   清い心にはげまされ
   身体が 初めての愛のしぐさに
   みちびかれたとき
   心が すべてをもはや知らないのを
   身体は驚きをもってみた。

   おずおずとした ためらいを脱ぎ
   身体が強く強くなるのを
   心は仰いだ しもべのように。

   強い身体が 心をはげまし
   愛のしぐさをくりかえすとき
   心がおくれ ためらうのを
   身体は驚きをもってみた。

   心は
   身体と一緒なので
   身体のゆくところについてゆく。

   身体が愛する人にゆくとき
   心も 愛する人にゆく。

   身も心も?
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今どきは、何事も赤裸々になってしまったから、こういうピュアな心情は「死語」になったようにも思われるが、大切にしたいものである。



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