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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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満開の桜の大樹を見あげていると・・・新川和江
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lif1511300026-p1新川和江

──季節の詩──

                   新川和江

    満開の桜の大樹を見あげていると、

    こんなに咲いてよいものかと

    空おそろしくさえなってくる

    一、二りん掌にのせ、

    これぐらいが

    ほどのよいわたくしの春──と呟く、

    人が一生に咲かせる花も、

    思えば数えるほどのものなのだから。
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この詩はNHKの雑誌「きょうの料理」の巻頭に載ったものだという。
だから「無題」である。
今しも桜満開の季節だが、桜の花を眺めていて、この詩に書かれているような「感慨」を覚えたことはないだろうか。
人を圧倒するように咲き誇る「桜花」・・・・。
私などは、ここに新川さんが書いたような感じがしたものである。
というより咲き誇る「春」に圧倒されるような「抑圧」を感じたものである。
私は虚弱児だったから、特に、そういう受け取り方をしたのかも知れない。

今日の一篇として掲げておく。

1983年、吉原幸子と共に女性のための詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊。1993年の終刊まで女性詩人の活動を支援した。
その詩は多くの作曲家によって歌にされており、飯沼信義「うつくしい鐘が…」や鈴木輝昭「良寛」のように、作曲家のために詩を書き下ろしたものも少なくない。
『産経新聞』の『朝の詩(うた)』の選者としても知られている。常連の投稿者の一人である柴田トヨを高く評価した。
私のブログに柴田トヨ詩集を扱ったものがある。 → 「柴田トヨ詩集」  ← アクセスされたい。

受賞歴
1960年 『季節の花詩集』第9回小学館文学賞受賞。
1965年 『ローマの秋・その他』第5回室生犀星詩人賞受賞。
1987年 『ひきわり麦抄』で第5回現代詩人賞受賞。
1993年 『潮の庭から』(加島祥造共著)で第3回丸山豊記念現代詩賞受賞。
1998年 『けさの陽に』で第13回詩歌文学館賞受賞。
1999年 『はたはたと頁がめくれ…』をはじめとする全業績に対して第37回藤村記念歴程賞受賞。
2000年 『いつもどこかで』で第47回産経児童出版文化賞JR賞受賞。
2007年 『記憶する水』で第25回現代詩花椿賞受賞。
2008年 『記憶する水』で第15回]丸山薫賞受賞。




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