FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
201909<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201911
浴して我が身となりぬ盆の月・・・小林一茶
moon3満月

      浴(ゆあみ)して我が身となりぬ盆の月・・・・・・・・・・・・・・・小林一茶

今日は陰暦の7月15日、名月の前の満月である。これを「盆の月」とお盆の行事に因んで、こう呼ぶ。
まだ暑さ盛りであり、独特の雰囲気の月である。

今朝、いつもの早朝の散歩に出たら、西の空に、山の端ちかくに、うすい靄がかかっていたので、うすら赤い大きな満月がかかっていた。
これこそ「盆の月」なのであった。

掲出の一茶の句は、盂蘭盆でさまざまな祖霊供養の行事に明け暮れた一日を終り、湯浴みして、ようやく、うつしみの我が身に帰った、という哀感のともなう佳い句である。
以下、「盆の月」の句を引いておく。

 山里の盆の月夜の明るさよ・・・・・・・・高浜虚子

 うす雲のただなかにして盆の月・・・・・・・・長谷川かな女

 盆の月真夜中いつかくもりけり・・・・・・・・中村伸郎

 盆の月ひかりを雲にわかちけり・・・・・・・・久保田万太郎

 盆の月拝みて老妓座につきし・・・・・・・・高野素十

 むささびのとびし吉野の盆の月・・・・・・・・高野素十

 胡桃の葉透かし明るし盆の月・・・・・・・・山口青邨

 盆の月虧けゆき母の忌も過ぎぬ・・・・・・・・五十嵐播水

 盆の月遥けきことは子にも言はず・・・・・・・・松村蒼石

 生れたるのみのふるさと盆の月・・・・・・・・大橋敦子

 生くる二人に鬼灯ほどの盆の月・・・・・・・・村越化石

 盆の月父亡く母に遠く住む・・・・・・・・筒本れい子

 金泥を海に流せり盆の月・・・・・・・・沢木欣一

 膝頭老いゆく盆の月明り・・・・・・・・戸川稲村



コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2019 Powered By FC2ブログ allrights reserved.