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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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「信天翁」私信と書評・・・笠原真由美
信天翁_NEW

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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is the question. me free !
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     「信天翁」私信と書評・・・・・・・・・・・・笠原真由美(「未来山脈」編集員)

寒冷地の諏訪にも温かい風が吹き始めました。関西はもうすっかり春でしょう。
この度は第七歌集『信天翁』を御恵贈いただき有難うございます。
さっそく拝読させていただきました。
特に印象的だったのは14ページからの「象形」で、わたくしの知らない「新短歌」の時代、宮崎信義や金子きみらが活躍したころの結社誌の熱気を彷彿とさせる、力強く重量のある自由律作品群に心奪われました。
「キティちぉん」、「言葉」などの連作については、これは短歌というより「詩」ではないのか・・、「詩もしくは「散文(独白)」を、ぷつりぷつりと切り離して一行づつ表記しているのではないのか・・そのような疑問を持ちましたが、「あとがき」105ページの記述を読み納得いたしました。
木村様には文語定型短歌の基本と蓄積があり、その上での実験や挑戦(遊び)が可能になっているのだと思いました。
(中略)
歌集の中から、特に心に残った歌を写させていただきました。        笠原真由美

   ■一病を持ちては永きたそがれか野の豌豆の花の白さや
   ■波動する意識をとどめようとして 目を閉じた 明くる日
   ■ふしぎにかぼそい光のタペストリー 孤立するまばゆい無限空間
   ■とどまろうとして なおも意識に墜ちてゆく どこへ

   ■白髭を蓄え口を開けて讃美しているのがシメオン
    その腕には幼子イエスがしっかりと抱かれている
    絵の中央で跪きながら二人を見守っているのがマリア

   ■水泳教室も新入生を迎えて活気づいている  (一番好きな作品です ! )
   ■峠を越えると突然、朝霧の歓迎を受けた
   ■砂漠に足を踏み入れ、暫くそこに身を置く

   ■白夜に近い状態だった 月だけが冴えざえと輝いていた
    氷雪の中に、雲霧の彼方に世俗を拒否する世界があった

   ■入り口に「プライペート」と書かれてしまえばおしまいである


 
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