FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
202007<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>202009
「信天翁」私信と抽出歌・・・山本孟
信天翁_NEW

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is the question. me free !
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


     「信天翁」私信と抽出歌・・・・・・・・・・・・・山本孟(「地中海」会員)

お送りいただいた歌集『信天翁』を読ませていただきました。
いつまでも天空を舞う鳥のように、天に逝かれた方々の追悼歌を巻頭にして、心境の深い所まで届く歌群が並べられ、読み応えがありました。
「桜」は例によってエロティシズムをちょっぴり、時実新子の川柳で締めくくる器用さに敬服しました。
「シメオンの光」は濃密な知識と言葉による絵模様がみごとです。
「キティちゃん」と「言葉」は豊富な言語知識で、「言葉」を箴言風に書いて締め括っています。
続く「カボチャ」では語源からつながる野菜の用途まで興味深く書いています。
次のⅡ章は、自分の一日をまるまる紹介する「朝の儀式」「或る夕餉」「チョコ野郎」など、話の辞典の感じ。
行間を彩る虹の橋のような掛り具合が快く感じました。
「卆の字」では「私の目下のキーワードらしい」が、私にもぐさりと剣で刺された気がしました。(私も今年八十八歳)
「聖樹セイバ」は知らない木ですが、地球を意味するものとして、最終行は重く受け止めました。
Ⅲ章に至って、世界を旅し地球を知り尽くしたからこそ、現代批判が具体的な物に語らせる手法で時代を示され、その狂気を描いたところは秀れていると思います。
読み終えて「あとがき」の「起居不能」に大層驚き心配いたしました。
しかし、その後、無事生還され、心よりお慶び申し上げます。
それぞれの章の、詩を書く意図が明確で、人間の知恵が壊しつつある地球全体・人間の自然体を深いところから追求し、蘇らせるお考えを、この一冊で示されたことに深く敬意を表します。

長々と読後感を書かせていただきました。
どうか最期まで詩の大河のとぎれぬようにお祈り申し上げます。   敬具。
------------------------------------------------------------------------
山本孟氏は国語学の専門家で、「地中海」大阪歌会などで親しく交わらせていただいた。
国文学徒ではない私にとって、国語学に近づく先生としての存在だった。
この分厚い封書には、ご令室さまの闘病を詠んだ歌がずっしり含まれているのだが、今は、それには触れない。
ご令室さま、ご養生専一になされますようお願いいたします。有難うございました。




コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2020 Powered By FC2ブログ allrights reserved.