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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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「信天翁」私信と抽出歌・・・小谷陽子
信天翁_NEW

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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is the question. me free !
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       「信天翁」私信と抽出歌・・・・・・・・・・・・小谷陽子(「ヤママユ」会員)

新型コロナ・ウイルス出現で不穏ながら、空は明るい春の色です。
御歌集『信天翁』を賜り、大変うれしく御礼申し上げます。
なにより九十歳とは、にわかに信じられない程のみずみずとした若々しい感性と、深い教養、幅広い知識と経験に支えられた知性の織りなす「詩」を堪能いたしました。
私個人としては定型か否かというより、よりこちらに響いてくるものに惹かれました。
<桜><言葉><「卆」の字><森の記憶②><岩の造形>は、特に一連が、ひとつの思想を鮮やかに最終行に向かって収斂させていく魅力があり、共感いたします。
また一行から、ほっと呼び覚まされる言葉が多くありました。
  <村の見慣れた風景に眠ってゐる寓話をゆつくり呼びさましたらどうか>
  <レンブラントの光は可視化されているようでいて形而上の光である>
  <物は嘘をつかない、物が語りかけるものは嘘をつかない>
  <死と同じ重さの生 生と同じ軽さの死>
  <人間は生きるために樹木を必要とするが樹木は人間を必要としない>
  <人間を作る以前から樹木の細胞と長い付き合いがある>
  <もとあったところから流転して今の場所へ。そして留まる>
もちろん前後の言葉があって、よりひびくものと思いますが、一つ一つ、その背後にあるものは、深く広い、そして純粋な直観の力かと存じます。
<朝の儀式>には、少々驚きました。生命力の源のひとつはやはり「食」にあるのですね。それは「生」の美しい儀式なのですね。
<どうやら「卆」の字が私の目下のキーワードらしい>の次に<ああ、この夕餉に牡蠣に檸檬を絞りつつ思うことである>と結んでおられるのも、豊かな生命力を感じます。
拙い感想を述べました。
拝読できて幸いに存じました。   三月十八日        小谷陽子
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敬慕する小谷さんから、私の作歌意図を鋭く突いた書評をいただき、作者冥利に尽きるというものです。
有難うございました。心から深く感謝いたします。 




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