FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
202008<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>202010
「人間の労苦は風のやうなもの」ギルガメッシュ叙事詩はわが胸を打つ・・・川口美根子
320px-Hero_lion_Dur-Sharrukin_Louvre_AO19862ギルガメシュ像
 ↑ ライオンを捕らえたギルガメシュ像
450px-Queen_of_the_Night_(Babylon)イシュタル像
 ↑ イシュタル神のレリーフ
川口_NEW

──エッセイ──再掲載・初出2018/07/02

     「人間の労苦は風のやうなもの」
          ギルガメッシュ叙事詩はわが胸を打つ・・・・・・・・・・・・・・川口美根子

                ・・・・・風心社2002/10/20刊・・・・・・・

   ギルガメッシュはバビロニア神話の半神半人の英雄。ウルクの王。
  その活躍を謳う叙事詩はBC二〇世紀頃に原型が成り、楔形文字文学
  史上最大の作品として知られる。ギルガメッシュは「初めの男」と称
  されるように、この叙事詩は天地創造の物語として理解できる。
   叙事詩には次のようなくだりがある。
    ギルガメッシユは言った。
    「イシュタルよ!私はお前と聖託の契りを結ぼう。
    我が妻よ!私は頭の黒い若者の上にあって、旭日のように輝き、
    我が大地と共にこれらを照らすであろう」 みどりの大地に花が
    咲いた。エンキドゥとイシュタルは喜んだ。三人の眼下には光の
    少女ピドライと雨の少女タルライが軽やかに舞った。紫の小さな
    花《天の鍵》が丘の下まで一面に咲いていた。
  ベルリンのペルガモン博物館にバビロン遺跡から発掘された「イシ
  ュタルの門」がある。これは女神イシュタルを頌め讃える門である。
                         木村草弥    城陽

--------------------------------------------------------------------
ギルガメッシュ叙事詩 ← については、ここを参照されたい。

これは川口美根子さんの何番目かの歌集『天馬流雲』 (短歌研究社2001/11刊)の附録として刊行されたものである。
川口さんの歌について「未来」の同人たち110人が一人二首づつ評の文章を寄せたものである。

私は先日来、膨大な蔵書の処分をして来たが、詩歌関係の本は、北上市の日本詩歌文学館に段ボール21個にして寄贈した。
川口さんの本も、もちろん、その中に含まれている。
したがって、歌集そのものは今は私の手元には無いが、この「附録」の本だけは手元に残した。

川口さんの読書や見分は旺盛なもので、このギルガメッシュについての歌は、その旺盛な読書を想像させるものである。
私も、その頃は、まだ若かったし、好奇心旺盛な「読書人」だったので、他の人は採り上げそうにない、この歌を選んで文章にした。
ギルカメッシュの本も図書館に貰われていったので手元には無い。

その川口さんも、ご主人の死後、すっかり呆けられて、妹さんの世話で施設に入っておられたが、いつの間にか亡くなられたようで「未来」の広告からも名前が消えて久しい。
川口さんには「未来」マリオン集在籍中は、歌作りの初歩から教えてもらった。
今日、歌集も何冊も上梓できたのも川口さんのお蔭である。川口さんの、ご冥福をお祈りする。
この本が見つかった機会に、敢えてブログに採り上げる次第である。この頃は私はまだブログもやっていなかった。ブログを始めたのは2004年からである。

この本に執筆したのは、もう一件あるが、それは、また後日のこととする。


コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2020 Powered By FC2ブログ allrights reserved.