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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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魚はも冬はひもじく耐へたれば春のうしほは愉しかるべし・・・草弥
yun_1315魚群

  魚はも冬はひもじく耐へたれば
     春のうしほは愉しかるべし・・・・・・・・・・・・・木村草弥


この歌は私の第二歌集『嘉木』(角川書店)に載るものである。
この歌についての解説は不要だろう。
「春潮」とは春の海のあたたかい水の流れをいう。
いかにも海の生物をはぐくむ感じがする。
潮の色も明るく、藍色になり、澄んで見える。
潮の干満の差が大きくなり、彼岸の頃が一番の大潮となる。
そうなると干潟では「潮干狩」がおこなわれるようになる。

俳句では「春潮(しゅんちょう)」とも呼ぶ。
以下、それを詠んだ句を引いておく。

 春潮といへば必ず門司を思ふ・・・・・・・・高浜虚子

 春潮に梳(くしけづ)りをるものを刈る・・・・・・・・富安風生

 春潮に浮びて険し城ケ島・・・・・・・・水原秋桜子

 春潮に海女の足掻きの見えずなる・・・・・・・・山口誓子

 いつとなく解けし纜(ともづな)春の潮・・・・・・・・杉田久女

 春潮の彼処(かしこ)に怒り此処に笑む・・・・・・・・松本たかし

 春潮を見て来し胸や子を眠らす・・・・・・・・細見綾子

 春潮や三ケ月型に海女もぐる・・・・・・・・加藤知世子

 春潮のかけのぼらんとする崖に・・・・・・・・山口青邨
 
 紀の国の渚は長し春の潮・・・・・・・・高浜年尾

 春潮に巌は浮沈を愉しめり・・・・・・・・上田五千石

 ひらかなの柔かさもて春の波・・・・・・・・富安風生

 春の涛寄せたるあとはささやけり・・・・・・・・加倉井秋を
 
 春涛の一線あまる小漁港・・・・・・・・大野林火

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