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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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渦巻ける髭と春くる郵便夫・・・高島征夫
e0055861_19485774ルーラン・ゴッホ
↑ ゴッホ、郵便配達夫ルーラン
  
       渦巻ける髭と春くる郵便夫・・・・・・・・・・・・・高島征夫

この句を載せたら、作者がさっそくご覧いただいて、この句にまつわる「自句自註」を知らせていただいた。
それを下記する。

 【この句は『獐』(一九九四年三月号)に載っているからその年の立春頃の作である。十年前(2004年現在)の作品ということになる。
この句を一読、誰でも「ゴッホ」を連想するかもしれない。事実、「ゴッホの絵に、郵便配達夫ルーランがある。
碧い鳥打帽をかぶって、青い服を着て正面を向く顔中髯だらけのような彼は、威厳すら感じられる。これを人は髯のルーランと呼んで親しんでいる。
渦巻ける髯はゴッホの描く麦畑でもあり、糸杉でもある。髯の郵便夫が春を呼んでいるようでもある。」という撰評を師・高島茂から貰った。
 出来上がったものはすでに作者の手を離れているから、こういうことを言うべきではないのだろうが、正直なところ、作者はこの時、それをまったく意識していなかったのである。
 そういう意味で思い出の深い句となった。】
(自註:『獐』2004年4月号「150号記念特集」のための草稿より)
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この記事は、2009/04/19付で載せた「高島征夫自選百句2005」という旧記事の一部である。
高島征夫氏とはネット・サーフィンの際に知り合い、私の第一詩集『免疫系』(角川書店刊)の出版の打ち合わせのために上京したとき、お父上・高島茂ゆかりの新宿の酒場「ぼるが」で友人たちと歓談したときはじめて会った。
その征夫氏も亡くなられて久しい。
ようやく春めいてきたので、この句を思い出して、出してみた。





  
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