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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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人類は小さな球の上で/眠り起きそして働き/ときどき火星に仲間を欲しがったりする・・・・・・・・・谷川俊太郎
03120033地球儀

   二十億光年の孤独・・・・・・・・・・・・・・・谷川俊太郎

   人類は小さな球の上で
   眠り起きそして働き
   ときどき火星に仲間を欲しがったりする

   火星人は小さな球の上で
   何をしてるか 僕は知らない
   (或はネリリし キルルし ハララしているか)
   しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
   それはまったくたしかなことだ

   万有引力とは
   ひき合う孤独の力である

   宇宙はひずんでいる
   それ故みんなはもとめ合う

   宇宙はどんどん膨んでゆく
   それ故みんなは孤独である

   二十億光年の孤独に
   僕は思わずくしゃみをした

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この詩は、谷川俊太郎の第一詩集『二十億光年の孤独』に載るもので、詩集の題名にもなっている有名な詩である。中学校か高校かの教科書にも載っているらしい。
この詩は、彼の十代の作品かと思われる。才能が、きらきらときらめくような、才気煥発な少年の姿を思い浮かべることが出来ようか。
6行目の、ネリリし キルルし ハララして という詩句からは、詩におけるオノマトペの見事な使い方を知ることが出来る。
最終連の<二十億光年の孤独に/僕は思わずくしゃみをした>というのが、この詩を見事に引き締めて秀逸である。

私事になるが、先年、妻を某がんセンターに入院させて抗がん剤の可能性を探ってみたが、その時、私の長女が「読んで」と病院に持ってきたのが、この詩集だった。長女が「詩」に関心があるというのは初めて知ったことだが、「詩らしきもの」をぽつぽつと作っているという。他人には絶対に見せないというが、ぜひ見せてほしいものである。


コメント
コメント
ねこさんのテンプレート、いい感じです。
ドブさんのサービス終了は寂しいですね。とても残念です。

万有引力をこんな風に感じ取ることのできる人がいるというのが、いいなあと思います。星は星に恋をするのでしょうね。

   思えども 叶うことなき 星の恋
           by 阿修羅王

 お粗末様です(笑)
2009/06/02(火) 22:45:21 | URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU [ 編集 ]
なかなか佳い句になってますよ
■阿修羅王さま。
お早うございます。
谷川俊太郎は現代詩を代表する詩人ですから、
そりゃ、当然でしょう。
ところで、あおたの句もなかなか佳い句になってますよ。
では、また。

2009/06/03(水) 07:53:11 | URL | sohya #- [ 編集 ]
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