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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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草弥の詩作品「花吹雪」・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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メシエ

──草弥の詩作品<草の領域>──(53)

   花吹雪・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
         ──パイロットインクをずっと使ってた
             あなたに遭えたころのブルーよ
                          上野久雄──


      地下深くエスカレータに下る
      トーキョー駅の奈落の底へ
      トーキョー・ベイの波しぶきも
      ここまでは届かない
      今しがたトーキョー・ベイの
      遊歩道に散る桜吹雪を
      浴びて来たのだった

      球根は地下に育っていた
      庭石の先にクロッカスが咲いた
      花の散る気配ひそけき夜の底ひに
      命あるものの温みに安らいで眠ろう
      老いらくは老ゆらくにして老楽ならず

      よい事ばかりではなかった
      私の中を通り過ぎて行った一人の女(ひと)
      梅はもとより辛夷、沈丁花、花馬酔木
      花の名は一人の女(ひと)に習って覚えた
      めらめらと嫉妬の炎を燃やす女(ひと)ではなかった
      そっと坐っているような穏やかさがいとほしかった

      連翹の花の黄が目に痛い
      それは
      かりそめのまた必然のことであったか

        (2009/03/10作)
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この詩は、西宮市で発行されている詩誌「Messier」33号─2009/6/8 に載るものである。
発行人・香山雅代氏とは、私の詩集『免疫系』を贈呈して以来のお付き合いで、Messier誌を頂いたりしていたが、今年になってから突然電話して来られて長い長い会話をした。そして同誌に作品を投稿するように誘われた。同人になってほしい、との話はお断りしたが。。。。

この号は、もっと早くに出る予定だったが大分おくれて今になった。
四月に出る、ということだったので作品も季節に合わせて「花吹雪」というものにした。
私の作品の場合は、いつでもそうだが、まだ「習作」のもので、今後推敲するかも知れない。     

    
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