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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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俳人協会会長・鷹羽狩行
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 うべなふ死うべなひがたき死も二月・・・・・・・鷹羽狩行

彼は、目下、俳人協会会長として時の人である。
掲出した句が、どの句集に載っているのか今は判らない。歳時記の「二月」のところから引いたからである。
私のような齢になると先輩、同輩、年下を問わず、ばたばたと知人、友人が亡くなるので、この句のような感慨を抱く昨今である。


鷹羽狩行については、←このリンクのプロフィールをご覧いただきたい。
また、「鷹羽狩行」というペンネームは師である山口誓子が本名の「高橋行雄」からアナグラムで命名したというエピソードが有名であるが、東京新聞の記事も面白いので見てもらいたい。

以下、少し彼の句を引くが、最近のものは含まれないので、念のため。

 妻と寝て銀漢の尾に父母います

 みちのくの星入り氷柱われに呉れよ

 天瓜粉しんじつ吾子は無一物

 蓮根掘モーゼの杖を摑み出す

 母の日のてのひらの味塩むすび

 摩天楼より新緑がパセリほど

 一湾の縁(ふち)のかなしみ夜光虫

 紅い父青い母走馬灯かこむ

 大言海割つて字を出す稿始め

 一対(いつつい)か一対一か枯野人

 鶯のこゑ前方に後円に

 黴の世の黴も生きとし生けるもの

 ひとすぢの流るる汗も言葉なり

 蛇よりも殺めし棒の迅(と)き流れ

 湖(うみ)といふ大きな耳に閑古鳥

 昼は日を夜は月をあげ大花野

 しがらみを抜けてふたたび春の水

 息づきにおくれ息づく薄ごろも

 秋風や魚のかたちに骨のこり

 人の世に灯のあることも春愁ひ

 しみじみと端居の端といふところ

 太陽をOH!と迎へて老氷河

 落鮎や流るる雲に堰はなく

 麦踏みのまたはるかなるものめざす

 亀鳴くや人老いて去り富みて去り

 揚(あげ)雲雀(ひばり)おのれの声は越えられず

 つるべなど見ぬ世の釣瓶(つるべ)落しかな

 くれなゐは固まりやすく ななかまど

 流るるを忘るるまでに水 澄めり

 青蜜柑(あをみかん)島がそろそろ重くなる

 秋風や寄れば柱もわれに寄り

 凍星(いてぼし)やきびしかりしは誓子選

 「行(ゆき)ちやん」とわれを呼びにし不死男の忌

 
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