FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
202007<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>202009
草の音/虫の声/草の中に身を沈めていると/私も小さな 虫のよう・・・・・・・・・・・・・高田敏子
030811朝露本命②

──高田敏子の詩──(11)再掲載・初出Doblog2004/10/23

       つゆ・・・・・・・・・・・・高田敏子

    草の音
    虫の声

    草の中に身を沈めていると
    私も小さな 虫のよう
    夏の葉に光る一滴の
    つゆの面に
    私が写っている

    私の小さな存在が
    なお小さな つゆの面に
    写っている

    私は つゆと一つになる
    まろやかに その身をつつむ
    つゆの心になってゆく

    つゆの心に
    なりきったとき
    つゆは葉先にすべり
    ころげて
    地に落ちて 消えた

------------------------------------------
つづけて高田敏子の詩である。この詩は『薔薇の木』(昭和54年)に載るもの。



コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2020 Powered By FC2ブログ allrights reserved.