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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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おしろいばな狭庭に群れて咲き匂ふ妻の夕化粧いまだ終らず・・・・・・・・・・・・木村草弥
aaooosiroiオシロイバナ本命

    おしろいばな狭庭に群れて咲き匂ふ
      妻の夕化粧いまだ終らず・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥


この歌は私の第二歌集『嘉木』(角川書店)に載るものである。
「オシロイバナ」は熱帯アメリカ原産のもので、本来は宿根草だが、日本では一年草となっている。今では雑草なみにあちこちの草叢に自生している。
この草の花言葉は「夕化粧」というので、私の歌は、この花言葉に因んで作られている。
日本には元禄の頃入ってきたと言われる。
学名は Mirabilis jalapa というが Mirabilis とはラテン語の「不思議な」「素敵な」という意味で、「オシロイバナ」の名前の由来は、熟した黒い種をつぶすと「白粉」オシロイのような粉が出てくることによる。花言葉も、ここから名づけられたようだ。
花の色にも紅色、白、黄色、まだらの混色などさまざまある。
花は漏斗状で、花弁に見えるものは萼で、花弁は退化している。夏から秋にかけて午後4時頃から咲きだし、朝まで咲く。
花言葉「夕化粧」の由来は、この咲く時刻からも来ているだろう。
元禄7年(1694年)刊行の貝原益軒の『花譜』に、すでにオシロイバナの名が記されているという。
華麗ではないが、可憐な花で、愛されて俳句にも、よく詠まれている。それを引いて終る。

 おしろいの花の紅白はねちがひ・・・・・・・・富安風生

 おしろいの花にや触るる袖の丈・・・・・・・・石塚友二

 白粉花咲く禁酒禁煙盆暗居士・・・・・・・・金子兜太

 おしろいが咲いて子供が育つ露地・・・・・・・・菖蒲あや

 おしろいは父帰る刻咲き揃ふ・・・・・・・・菅野春虹

 おしろいの花まだ暮れず祭笛・・・・・・・・今井千鶴子

おしろいや風吹きつどふ赤子の頭・・・・・・・・阿波野爽波

 白粉草の花の夕闇躓けり・・・・・・・・渡辺桂子

 わが法衣おしろい花に触れにけり・・・・・・・・武田無涯子

 白粉花やあづかりし子に夜が来る・・・・・・・・堀内春子

 白粉花つぶてのごとき海女言葉・・・・・・・・丸山佳子

 白粉花妻が好みて子も好む・・・・・・・・宮津昭彦

 秩父せせらぎ白粉花も夜を経て・・・・・・・・森田緑郎

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